女性研究者 -Vol.8- 環境学部 環境創生学科


- 女性研究者

街歩きが大好き!各地域の奥深さを感じて

環境学部 環境創生学科
室田 昌子 教授
東京都立九段高等学校卒業 → お茶の水女子大学文教育学部地理学科卒業 → 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了 → (株)三菱総合研究所(財)運輸政策研究所、武蔵工業大学講師、准教授を経て現職/兵庫県出身

より良い地域を目指した居住環境の研究

専門は、都市計画・まちづくり、居住環境・コミュニティ再生です。より良い地域づくりをめざし、地域環境の実態調査、住民の意識・行動調査、住民組織の調査、地域プロジェクトの評価や効果検証、調査に基づいたプロジェクトや進め方などの提案などを行っています。誇りと愛着の持てる地域をめざし、地域個性と自立性・持続性を大切にしたいと思っていますので、それに少しでも貢献できれば大変うれしいです。まちづくりに終わりはなく、その地域、時代に適した解を、ステップアップしつつ見つけていきたいと思います。

志望したきっかけ

もともと街を見て歩くのが大好きで、大学入学を機に、在学中に47 都道府県全てに行ってみよう!と目標をたてました。残念ながら残り2県で断念しましたが、それ以外は訪問できました。街を見て歩くのはとても楽しく、各地域の奥深さを感じる経験でもありました。また、大学の卒論では、団地周辺地域のスプロールの要因について調査をし、居住環境の維持や改善に関心を持ちました。これらの経験から、街に関わる仕事をしたいと思い、勤務先において全国各地の土地利用計画や居住環境計画の作成、都市開発に関わりました。

夢の実現のために

私は、民間シンクタンクに約10 年、その後も民間研究所や財団法人の研究所などに在籍しました。大学の教員は大学関係機関で研究・教育一筋の方も多いと思います。私は、研究としては遠回りになりますが、その分、様々な現場経験をしてきたと思います。職場の環境が変化するなかで一貫して変わらないのは、より良い地域づくりに貢献したいという気持ちです。夢を実現しているレベルには私自身、まったく達しておりませんが、大切なことは初志貫徹と最後まで諦めずに頑張るということかと思っています。

特に決めたワークスタイルや一日の過ごし方はないように思います。結構不規則ですし、余り健康に良いことではないと思っています。比較的近い場所ではありますが市役所や県庁、あるいは現地などへの外出がとても多いですし、地域の方々とのまちづくり検討会は土日や夜の開催が多いですし、研究会なども夜や土日に開催されることが多いと思います。また、出張などがあると朝が早かったり、締め切りなどがあると夜が遅かったりします。規則正しい生活は送っておりませんし、送れそうにありません。

マイブームとは言えないかもしれませんが、必ず持ち歩くコンパクトカメラ。常に街の写真を撮っています。地域に変化が生まれたと聞くとできるだけ見に行きますし、個性的な街や歴史ある街もよく行きます。ただし、撮りすぎで整理が追いつかず、見たい写真を探し出すのに一苦労することが多いです。これは学生と行った奈良井宿の写真です。

生活のこだわりは少ない方かと思います。こだわりが多すぎると、生活の変化になじめないように思っていますし、色々な地域に行きにくいように思います。こだわりを持たないようにしたいというのがこだわりかもしれません。とは言え、食べることが好きで、私と同じく食いしん坊の親と同居をしていますので、親孝行も含めて高齢の親を連れだし家族でよく食事に行きます。食事は高齢者用です。

まちづくりに是非関心を持って下さい。人々が住んだり楽しんだり働いたりする地域は大切ですが、それらの地域は、現在劣化が進んでおり、今後さらに劣化が進行するかもしれません。空き家・空き地、耕作放棄地、シャッター街など、身近な地域でも見かけませんか?身近な地域がまずは良くならないと全体も良くなっていかないと思います。安心して気持ちよく住める街、愛着の持てる街をめざして、まちづくりに関心を持ってもらえると嬉しいです。

 

女性研究者・社会で輝く卒業生たち