女性研究者 -Vol.5- 工学部 原子力研究所


- 女性研究者

沢山の経験は、沢山の人とのつながり人生のみちしるべ

工学部 原子力研究所
岡田 往子 准教授
私立札幌大谷高等学校 → 日本大学農獣医学部水産学科卒業 → 東京工業大学天然物研究科研究員 → 武蔵工業大学( 現東京都市大学) 原子力研究所 技術員 → 技士補 → 技士 → 千葉大学博士( 理学) 修得 → 講師 → 出産 → 准教授/出身地:北海道

放射線を使った分析・研究

放射線を使った分析が専門です。様々な材料(生体、植物、金属、半導体、考古学試料など)に応用する分析法の開発を行っています。3.11 の福島第一原子力発電所の事故以降は放射性物質の測定を行い、生態系の移行挙動の解明に力を注いでいます。放射性物質の濃度が危ないレベルでなくても、地球環境の中でどのように移行していくかを解明していくことで、福島の復興に役立ち、さらに気象や物質の循環など、沢山のことがわかってきます。その辺が魅力でやりがいもあります。

学生時代は生物の研究

学生時代は「アサクサノリの旨み成分の研究」、東工大時代は国立遺伝研究所と共同で「生薬中に含まれている抗突然変異物質の研究」、そして、旧武蔵工業大学原子力研究所では、主に「半導体材料中のアルファ放射体の定量法の開発」と、「生物」→「生物化学」「化学」→「物理」「分析化学」と様々な分野を渡り歩いてきました。現在、群馬県の赤城大沼で、湖水やワカサギ、プランクトンの放射性物質の分析に携わっていますが、学生時代に培った水産の知識や人脈が今、役立っています。

理工系女性の支援活動

研究とは別に、20 年以上理工系女子を増やす活動をしています。医工学系・建築系を目指す女子は多いのですが、工学系はとても少なく、まだまだ男子が大半を占めるのが現状です。今、理工系職種では、女性の視点が必要とされています。今までの男性中心の社会に新しい風を吹かせ、新たなイノベーションを起こすことが求められています。仕事も家庭もどちらか一方に任せるのではなく、話し合って一緒に作り上げる、女性・男性が個性やそれぞれの能力を発揮できる社会を目指し、大学内外で活動しています。

Work Style

okada「誰もが訪問しやすい楽しい家」が私のこだわりです。知り合って20年近くになる保育園仲間8ファミリーとの付き合いは、子供たちの成長と共に、親の楽しみの場に変化しましたが、スキー、テニス、飲み会と、定期的に集まっています。それ以外にも、学生などいろいろな人たちと集まってホームパーティーを開いています。楽しい我が家は、歌あり、笑いあり、踊りあり、です。

okada私はものづくりが大好き。今は時間がないため、既製品のペーパークラフトやナノブロック、木工玩具などしか作れませんが、子供が小さいときには、休日になると家族総出で動物のペーパークラフトを黙々と作り、作った作品を吹き抜けの柱に飾ったりしていました。手彫りが好きなので、時間が出来たら手彫りに挑戦したいと思っており、密かに木工工具を買い始めています。

若い人はチャレンジ精神を持ってほしい。主体的に動く力を養ってほしい。そして、いろいろな世代の人たちとFace to Faceで話してみてほしい、出逢いは宝です。自分の中に宝となって宿っていきます。また、手を動かして物を作るのが好きな人は、理工学系にチャレンジしてほしい。指先や手、腕で覚えたものも宝になります。がんばれ!次のリーダーたち!

 

女性研究者・社会で輝く卒業生たち