女性研究者 -Vol.2- 工学部 医用工学科


- 女性研究者

「医用工学」は医学・生物学と工学の橋渡し

工学部 医用工学科
小林 千尋 講師
東京都立国分寺高等学校卒業、東洋大学工学部応用化学科卒業、埼玉大学大学院理工学研究科博士後期過程修了、東京都市大学総合研究所研究員、東京都市大学工学部医用工学科助教を経て現職。東京都出身。

医用部材が生体へ与える影響の研究

医療応用のための大気圧プラズマや、医用部材が生体へ与える影響について評価・分析を行い、再生医療分野で応用可能な疾患治療技術の研究を行なっています。元々の研究分野は細胞生物学で、空腹時にお腹が鳴るときに放出されているホルモンについて研究をしていましたが、現在のテーマは医学・生物学と工学を橋渡しする分野であり、専門外の知識もどんどん勉強していかねばついていけない一方で、知識が着実に増えていく楽しさもあり、境界領域特有の苦楽があります。

きっかけは化学

学部・修士で化学を、博士で生物学を専攻してきたことで、異なる分野にも共通点は多くあること、また、異分野の知識があるからこそ開ける突破口がある、ということを感じてきました。そこから、境界領域の分野に、特に医工連携に興味を持つようになり、このことが現在の研究テーマに繋がっていると思います。

努力をしたこと

「努力したこと」と言うよりは「努力しても大きすぎるストレスにならない状況をうまく作り出す」ということを心がけていました。好きなことは寝食忘れて没頭できるものですし、それは傍から見ると常軌を逸した努力に見えるのかもしれませんが、本人にとってはそうでもなかったりします。とはいえ、好きなことだけをしていられるわけではありませんから、苦手なことや嫌なことを少しでも楽しく思える工夫をするのが、長く頑張っていけるコツだと考えています。

Work Style

ロッククライミングと登山が学生時代からの趣味で、一時期は厳冬期の北アルプスに遠征するほどハマっていましたが、最近は低山ハイキングスタイルに変わりつつあります。特に夏の富士山(※登山としては入門クラス)にはここ数年、学科の学生や友人たちと毎年登っています。単独で登頂を目指していたときには得られなかったものを知り、益々山が好きになっている今日この頃です。

私のやる気UPアイテムは「美味しい食べ物」です。若い頃からずっと、元気を出すには食べて身体を動かす!という生活スタイルでした。好き嫌いも無く、高価なものが好きなわけでもないのですが、とにかく沢山食べます。食べられないときは元気が出ません。エネルギーが入らないのですから当たり前と言えば当たり前ですが、入りも出も人一倍多いという自覚はあります(笑)

少しでも興味を持ったこと、やってみたいと思ったことは、状況の許す限り諦めずにやってみた方が良いと思います。人間は誰でも最後は必ず死ぬのですから、ならばその瞬間「満足した!」と笑って言って死ねるような人生を歩みたいと、個人的にはそう思って生きています。現在、日本人の平均寿命は男性でおよそ80歳、女性でおよそ86歳。人生は1回こっきり、長いようでたった100年にも満たないのですから。

女性研究者・社会で輝く卒業生たち