女性研究者 -Vol.12- 共通教育部 人文・社会科学系


- 女性研究者

建築は、生活を守るだけでなく思想や文化の象徴です

共通教育部 人文・社会科学系
岡山 理香 准教授
県立福岡高等学校、早稲田大学第一文学部史学科美術史専修卒業。武蔵野美術大学大学院造形学コース修了。武蔵野美術大学副手、武蔵工業大学講師を経て現職。/福岡市出身

工学的視点からの芸術的建築の研究

視覚芸術、とくに「建築」が研究の対象です。建築は、私たちの生活を守るためだけでなく、思想や文化を表象するものでもあります。工学的視点とともに芸術としての建築について考察しています。また、近代建築の保存活動も行っています。歴史的建造物だけではなく、東日本大震災後に起きた震災遺構をめぐるさまざまな問題についても考えていきたいと思っています。世界中、人の住まうところ建築はあります。旅先でひとときも退屈することはありません。「建築」を見ることで、人々の生きる姿をうかがい知ることもできます。

建築が好きなものに

小学1 年生までカリフォルニア州のサンディエゴにいたのですが、ある日の夕方、忘れ物を届けに父の勤務先のカリフォルニア大学に行きました。車を降り、ユーカリの並木道を歩いていると、大きな建物が! 大学図書館でした。感動しました。この瞬間から「建築」が「好きなもの」になりました。帰国後は、住宅の折込み広告を集めたり、祖父母の家から住宅雑誌をもらってきて眺めていました。後年この雑誌に執筆することになり、とても嬉しかったです。大学では、建築の作り手ではなく、その歴史や理論を学ぶことを選びました。

夢のために努力したこと

一生懸命努力しても思うような結果が出ないことがあります。諦めるのか、続けるのか、そのときどう考えるのかが大事だと思っています。私は何度も諦めかけました。それでも続けることができたのは、相談でき、支えてくれる人々が周りにいたからです。自分は社会で役に立っているのだろうか?と両親に尋ねたとき、両親は、それは自分で考えても仕方がない、いつか社会が判断してくれる、と答えてくれました。周りの人々と共に、希望を持って生きていける社会の実現に向けて努力していければと思います。

Work Style

小さいものが大好きでミニチュアのフィギュアを集めています。研究室の学生が、お店のものを買い占めた!と中国で兵馬俑のミニチュア20 体を買ってきたことも。お墓の出土品?ですが、とても嬉しかったです。昨夏、ドイツのメルセデスベンツ博物館を訪れた際には、クラシックなデザインの自動車を集めました。

母の影響でお茶の時間を大切にしています。紅茶が大好きなのですが、最近はコーヒーもおいしいなと思うようになりました。お菓子も一緒にいただきます。研究室でもお茶をします。時々、学生や先生方が旅先でのお土産を持ってきてくれます。それをいただく時がなによりうれしいです!

道を歩くとき、周りを見てほしいなあと思います。すごく急いでいるときは別ですけれど。季節ごとにいろんな花が咲いていますし、思いがけないところにカフェや美術館があったり。それから、本をたくさん読んでください。そして、読んだ本のことを誰かに話してみてください。きっといろんな発見があると思います。いろいろな経験をして、好きなもの、大事なものを見つけてください。

女性研究者・社会で輝く卒業生たち